2008.12.17
「CONTINUE」Vol.43「スペシャル対談 大槻ケンヂ×新谷良子」紹介
「CONTINUE」Vol.43(太田出版、税込998円)が12月16日に発売されました。
コンティニューvol.43
表紙をめくると、いきなりさよなら絶望先生コンセプチュアル・アルバム 大槻ケンヂと絶望少女達『かくれんぼか 鬼ごっこよ』の1頁カラー広告がドドンと載っています。
かくれんぼか鬼ごっこよ(初回限定盤)(DVD付)
メインの特集はゆうきまさみ先生についてです。題して、「ゆうきまさみクロニクル」。読み応えがあって面白いです! で、57~59頁に「スペシャル対談 大槻ケンヂ×新谷良子」が載っています。
最初に、お二人がイベント(3月の新宿ロフトプラスワン)以来、会うのが2回目で、レコーディングでも会っていない、という話があった後、本題に入ります。
――(略)新谷さんはアニメ『さよなら絶望先生』に日塔奈美役で出演されていたんですよね。
新谷 もともと私は原作の『さよなら絶望先生』のファンだったんですよ。だから、出演できることが決まったときは嬉しくて。
……あれ? 『かってに改蔵』は?
女性の声優さんについて、こんな話が。
大槻 ボクはいままで「筋肉少女帯」や「特撮」でも女性の声を使ったことがあるんだけど、今回は女性の声優さんと組んでみて、すごいなーって思ったんですよ。「お金の取れる声(笑)だよね。アニメは終わってしまったけど「絶望少女達」の声優さんって、いまだに交流があるんですか?
新谷 そうですね。みんな忙しいんですけど、「絶望少女」たちで「絶望少女会」っていうのを結成して、お食事会をやったりしてます。
大槻 そういうときってどんな会話するの?
新谷 うーんなんだろ? もんじゃあ焼きを食べながら、とりとめのないこと……。女の子だけなんで、楽しくなると止まらないんですよ。
大槻 ガールズトークってヤツだ。いいなぁ、今度ボクも誘ってくださいよ。(略)
絶望少女会、まだ続いているんですね。ちょっと嬉しいです。
その後、話は絶望音楽に移ります。
――(略)【今回のユニット「大槻ケンヂと絶望少女達」を】最初に組んだときの感想は?
新谷 『軸ぶれ』を初めて聴いたとき、もうその通りだなって思ったんです。世の中の真実を言い当てているかのような歌詞で。この世界はすごいと思っていたんで、アルバムが出ることになって、すごく良かったです。
大槻 「軸がぶれている」って流行語大賞になるんじゃないかってぐらい定着したよね。
これはオーケンさんの仰るとおりだと思います。すっかり定着しましたね。
その後、今回出たファーストアルバム『かくれんぼか 鬼ごっこよ』についての話になって:
大槻 いやー、この「大槻ケンヂと絶望少女達」を始めてから、どんどんダメ人間についての歌詞が出てくるのよ。一度出てくると止まらない感じ。おかげで「絶望少女達」向けの楽曲がどんどんできちゃって(笑)。(略)
これは、オーケンさんのブログ「不定期日記」
http://o-ken.blog.so-net.ne.jp/
の10月分でその様子をトレースすることができます。
9/29 不定期日記
http://o-ken.blog.so-net.ne.jp/2008-09-30
アニメ「さよなら絶望先生」から生まれたプロジェクト、「大槻ケンヂと絶望少女達」のアルバム製作がいよいよ始まりました。「人として軸がぶれている」「空想ルンバ」「豚のご飯」同様にNARASAKI氏のサウンドプロデュース。ですが、今回は特撮とはまた異なるミュージシャンの方々も参加してくださいます。
(略)
10/3 不定日記
http://o-ken.blog.so-net.ne.jp/2008-10-03
「大槻ケンヂと絶望少女達」のレコーディング中です。今日、スタジオ近くの公園を散策しながら歌詞を一つ書きました。散歩日和でした。(略)
10/4 不定期日記
http://o-ken.blog.so-net.ne.jp/2008-10-05
(略)
「大槻ケンヂと絶望少女達」用に本日も作詞を一つ。このプロジェクトでは、アニメファンとロックファンとの橋渡しができたらな、両者に楽しんでもらえたらなと思っています。実際、そうなることでしょう。
10/5 不定期日記
http://o-ken.blog.so-net.ne.jp/2008-10-06
今日も作詞一つ。「大槻ケンヂと絶望少女達」では、大槻と声優さんたちとの掛け合いが一つの聞きどころとなるわけですが、考えてみれば「ハッピーアイスクリーム」「ワインライダ?フォ?エバー」「ペテン」など、掛け合いのある曲が私のレパートリーにはかなりあるんですよね。(略)
10/7 不定期日記
http://o-ken.blog.so-net.ne.jp/2008-10-07
アニメ「さよなら絶望先生」から派生したユニット「大槻ケンヂと絶望少女達」フルアルバムレコーディング中です。(略)今日も作詞一つ。クリスマスソング書いてみました。私の作詞歴を振り返って、クリスマスが出てくる歌詞は空手バカボン以来ではないかと思う。
(略)
この後、レコーディングが続き、15日に「ジャケ写、ア?写も撮影」、26日に「ニ?ト釣り」PV撮影があって、11月8日に次のような一節が。
11/8 不定期日記
http://o-ken.blog.so-net.ne.jp/2008-11-08
本日は新宿ロフトでソロライブです。
ところで昨日、ニューヨ?クでのミックスを終えた「大槻ケンヂと絶望少女達」のアルバム「かくれんぼか鬼ごっこよ」音源が届きました。
聴いたところ、これはいいっ!
これはいいよ!
略させていただいた中で、今回の対談でも語っておられる内容が出てきます。
そして、おそらくは10月7日の日記で触れられている「クリスマスが出てくる歌詞」について新曲についての話題が。
――新谷さんは『無神論者が聖者に【原文ママ】』というクリスマスを思わせる楽曲にも参加して。
新谷 日塔奈美として歌わせていただきました。
大槻 いやー、クリスマスの楽しい曲だと思わせておいて、次の曲が「毒虫」だの「人形」だの、ドロドロなところがこのアルバムは実に「絶望少女達」ですよ。
――楽曲の並び順も「絶望的」ですよね。ひと通り完成したアルバムを聴いた感想は?
大槻 実はね、このアルバムはすごい作品ができたと思っているのね。コンセプチュアルアルバムとして考えると、アニメとロックがここまで融合した作品は過去になかったんじゃないか、と。アニメ『さよなら絶望先生』にインスパイアされた結果、生まれた音楽と歌詞がロックとしてすごくプログレッシブナモノニナッテル。ロックファンはおそらく10年後ぐらいに、この新しさに気付くんじゃないかな。ある意味、10年早いアルバムができたな、くらいの自信を持っていますよ。
そう! このアルバムは、一曲一曲単独で聴いても素晴らしいんですが、曲順や曲間の繋がりまで味わって聴くとまた違うものが見えてくるなぁ、なんて感じていたので、我が意を得た思いです。
その後、アルバム発売後の「大槻ケンヂと絶望少女達」の活動について問われて、「フジロック」や「アニサマ」、ゆくゆくは海外進出も視野に入れて、という景気のいいご発言が飛び出します。
新谷 おおっ! いいですねえー! 私としてはまた「絶望少女達」が顔をあわせられるイベントがあるといいなって思っています!
大槻 まずは「絶望少女達」をアニメファンからアピールしていって。次にロックファンに届けばいいなと。まぁ、ロックファンが10年かけて評価できるアルバムになっているので、ぜひ幅広く聴いてほしいです!
来年1月のライブだけでなく、今後も折に触れてライブやアルバムが……なんて欲深な事を思ってしまいます。