マガジン2009年28号(184話)感想【簡略版】
まことに遅くなりましたが、「さよなら絶望先生」(第184話:週刊少年マガジン2009年28号掲載)の感想【簡略版】です。本当に簡略版です。
◎続きをどうぞ◎【ネタバレ注意】
◎今週のサブタイトル◎
今週のサブタイトルは、「流行り短し走れよ乙女」です。森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』が元ネタでしょう。角川文庫に入っています。
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
◎今週のテーマ◎
「面白いって言わなきゃいけない感」です。自分としてはまるで面白くないのに、単に自分が面白いかどうか判断できる素養が欠けているために本来は面白いものでも面白く感じられないのか、単に誰にとっても面白くないのか分からない場合がままあります。無神経な人ならどちらも単に「面白くない」で済ませることができるのでしょうが、夏目漱石やドストエフスキーを「面白くない」というような人間はさすがにどうかと思える感性がある場合、自分の判断を保留しておいてとりあえず他人が面白いと言っているものには追従しておこう、ということでしょうか。
◎大事なこと◎
・全体
・今週もアニメ3期についての新しい情報は載っていないようです。
・今週は羅列ネタが1つだけ復活しました。→7頁1コマ目
・今週も先生の決めセリフ「絶望した」がありません。
・先週いなかった可符香ちゃんは今週はちゃんと登場しています。
・先週あったトラブル関連ネタが今週も少しだけ登場しています。
・1頁
・1頁全身絵・1コマ目 久しぶりに図書館です。奈美ちゃんが図書委員の久藤くんに本を差し出しています。何かを借り出したようです。
・1頁2~4コマ目 2コマ目の二人のセリフ、3・4コマ目に描かれた本の表紙から、サブタイトルの元ネタ『夜は短し歩けよ乙女』の文庫本を借り出したことが分かります。山本周五郎賞を受賞・本屋大賞2位など、筋のいい本です。でも奈美ちゃんにはちょっとピンとこないようです。
・2頁
・2頁全身絵・1・2コマ目 前頁ラストで可符香ちゃんに感想を聞かれた奈美ちゃん、「面白い」と言っているのですが……正面の素敵な顔は取り繕えても、全身絵の汗の漫符まではごまかしきれなかった! 2コマ目のセリフが胡散臭いです。嘘をつくとにに多弁になる人っていますね。くわばらくわばら……可符香ちゃんもそのあたりの心理は熟知しているようです。
後ろの本棚のところで前田さんが「トラブル」を読んで絶望しています。前回のあの問題が影を落としているのかもしれません。
・2頁3~6コマ目 奈美ちゃんから本を借りて一読し所感を述べる絶望先生……久しぶりに国語の先生らしいエピソードです(相変わらず後ろ向きですが)。
5コマ目の文体批評なんですが、これは実物を読んでいただいた方がいいでしょう。『夜は短し歩けよ乙女』第一章の冒頭部分近く、糸色望先生の著作名が出てくる箇所を引用します。(太字は引用者)
これは彼女が守勢に浸った夜の旅路を威風堂々と歩き抜いた記録であり、また、ついに主役の座を手にできずに路傍の石ころに甘んじた私の苦渋の記録でもある。読者諸賢におかれては、彼女の可愛さと私の間抜けぶりを二つながら熟読玩味し、杏仁豆腐の味にも似た人生の妙味を、心ゆくまで味わわれるがよかろう。
願わくは彼女に声援を。
絶望先生の批評が当てはまる人と言うと、中島敦や三島由紀夫、若い方ですと平野啓一郎さんなどを連想します。
4コマ目で先生が手にしている本のタイトルは、末尾が「乙メン」となっています。もちろん菅野文先生の『オトメン(乙男)』から。
オトメン(乙男) 1 (花とゆめCOMICS)
・3頁
・3頁1・2コマ目 今週のテーマ「面白いって言わなきゃいけない感」の呈示、他の具体例への敷衍が始まります。
・3頁3コマ目以降 「レーメンズ」は「冷麺」+ラーメンズでしょう。
冷麺はこれからが季節ですね。冷麺といえば盛岡を連想します。
盛岡冷麺どっとこむ
http://www.moriokareimen.com/
さんに、「ホテルロイヤル盛岡」の2階にある「盛岡さくら亭」さんの冷麺の写真が載っています。
sakuratei-men
「盛岡さくら亭」さんのHPによると、「冷麺 ハーフ 650円、普通850円、大盛950円」とのこと。
http://www2.odn.ne.jp/wakana/sakuratei/m5.htm
「ラーメンズ」はお笑いコンビ。どんなコントライブをしているか、動画があります。5コマ目に出てくる舞台のタイトルを特定しようとしたのですが、YouTubeにある500件弱の動画を見て特定しました。使われている小道具や舞台上の二人の立ち位置からすると、おそらく「路上のギリジン」ではないかと思われます。
路上のギリジン
http://www.youtube.com/watch?v=y001Yt2mU94
他にもこんなコントがあります。タイトルに一見小難しそうなもの・文学ネタがあるので、ここでラーメンズが例に出てきたのかなとも思います。
ラーメンズ - 人類創世
http://www.youtube.com/watch?v=Gt8OTy97K8I
器用で不器用な男と不器用で器用な男の話1
http://www.youtube.com/watch?v=_mfZhtBc_lY
ラーメンズ 悪魔が来たりてなんかいう
http://www.youtube.com/watch?v=K28yhketYnQ
ラーメンズ現代片桐概論
http://www.youtube.com/watch?v=Tt_ixcIBRCE
ネタというよりは、一種独特の間(やその積み重ね)が笑いを誘うタイプのコントでしょうか。
6コマ目のやたら笑う観客は、いぜんクドカンの芝居でやたら笑う観客という小ネタと通じるところがあります。
この手合いがそばにいると本当にイラっときます。桂米朝師匠の落語ライブCDのかなりのものにも、やたらヘンなところで笑う人がいたりして、ちょっと残念だったりします。クラシックですと、いわゆる「ブラボー馬鹿」でしょうか。曲が終わるか終わらないかのうちに「ブラボー」と間抜け声で叫ぶ……曲の余韻もへったくれもあったもんじゃあありませんです。先の「谷怨」後悔録音ですと、やたらと「ダイチュウダイテクレー」と無神経に叫ぶ人がいました。あれは勘弁してほしかった……CDにも残ってしまって残念至極です。
テレビ帝京←テレビ東京さん。
- ・4頁
・4頁2コマ目 例に出された奈美ちゃんが怒っています。絶望先生は、こういう例を出すとき大概いじりやすい生徒を例示していますね。男だと臼井くんとか……
・4頁3コマ目 背景には「天使の階段」(または「天使の梯子」)が! 天使が3匹(……って、天使の数え方は「1匹、2匹」でよかったんでしたっけ?)降りてきています。
yaku01109・4頁4コマ目 セレクトショップのビミョーなアイテム:
セレクトショップ -wikipedia -
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97
セレクトショップとは服飾小売店の形態の一種で、ひとつのブランドやデザイナーの商品だけを置くのではなく、その店のオーナーやバイヤーのセンスで仕入れたものを陳列・販売している店舗のこと。
で、このコマに出ているアイテムそのものではないのですが、似たコンセプトのものは、私の知る限りこれかな、と……
DIESEL/ディーゼル
DIESEL/ディーゼル 鍵型キーホルダー
http://www.unofresco.jp/shop/html/products/detail.php?product_id=476
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商品コード: XF92 PR581 METAL H1153
販売価格(税込): 3,500 円
・4頁5コマ目 7色のビブスを使った練習:サッカー日本代表の前監督・オシムさんが行なっていた練習法のようです。3年前にニュースにもなりました。
7色ビブスに選手大混乱 坂田「エッ?エッ?という感じだった」
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20060808-OHT1T00090.htm
(ただしリンク切れ)
足が止まった。誰がDFなのか。誰が攻めたらいいのか…。3人ずつ5組に分けられるハーフコートのミニゲーム。ボールを取られたらDF。攻撃は同じ色のビブスの選手にパスは出せない。理解に苦しむ選手たち。「目を覚ませ!」DF栗原は何度もどなられた。失敗しても苦笑いをしている暇もない。オシム監督の足から出るボールで次々とプレーが始まってしまうからだ。
「途中で誰もDFがいなくなって…。エッ? エッ? という感じだった」とパニックになった
(略)
めまぐるしくボールは動き攻守が入れ替わる。とにかく走り続けなければならない練習ばかり。体力はもちろん攻守の切り替え、頭の切り替え…。さまざまなものが求められる。坂田は「ぼーっとしていると分からなくなる。とにかく集中力。疲れたときも誰も集中力を切らせられない」と頭も体も疲労困憊(こんぱい)だった。
(以下略)
ビブス(色つきのタンクトップみたいなもの。ユニホームの上から着る)を使った練習というのにイメージが湧かなかったのですが、次の写真でなんとなく様子がわかりました。2007年のあるチームの写真です。
20070516-03
・4頁6コマ目 カンヌとかとった映画:カンヌ国際映画祭でいい成績を収めても興業的には振るわない映画はよくあります。日本からは、北野武監督が『ソナチネ』、『キッズリターン』、『菊次郎の夏』などの作品をカンヌ国際映画祭に出品しています。このコマのスクリーンにうつっているのは、おそらく『菊次郎の夏』であるように思えます。
開始10分以内にこんなシーンがあります。←後日追記します。
kikujiro
菊次郎の夏 [DVD]
菊次郎の夏(サントラ)
・5頁
・5頁1コマ目 無条件幸福←無条件降伏
・5頁全身絵 あびるちゃんが話に乗っかってきます。
・5頁2コマ目以降 2のへ一行はよくいろんな美術館や博物館を訪れていますね。先生が文科系だから? こういう高校生活を送りたかったなぁ……
今回訪れた「文化庁現代アート展」には、いろいろ難解な現代アートが展示されているようです。
・5頁2コマ目 右から順に:
・「SP」スプーですね。はいだしょうこさん画です。久しぶりに絶望先生に登場しました。
spoo
・奥の太ったネズミのようなものはなんでしょう?
・「逮捕につき撤去」:撤去されてしまっているのでよく分からないですね。芸術家が逮捕されたり、作品が展示場所から撤去されることはままありますし……
・「マネー」:なんじゃこれはと思ったら、村上隆さんの創作キャラ「DOB君」あるいはナルミヤさん(子供服ブランド「メゾピアノ」でおなじみ)の「マウス君」の訴訟の件だと思い至りました。カイカイキキさんのレポートに両者の画像があります。
・「DOB君」
DOBkun_s_u
・「マウス君」(一例)
narumiya_3tu_u
コマ内のキャラには睫毛があることや、タイトル(上記の紛争が高額の和解金で解決したこと)からすると、「DOB君」の方が元ネタかなと思えます。紛争についての詳細は上記レポートをご覧いただければと思います。
また、上記ページに掲載されている村上さんのコメントに
(略)しかし、ナルミヤが本件に関し遺憾の意を表したこと、知的財産権を尊重し社内のコンプライアンス体制を確立することを約したこと、そして私としては著作権侵害事件としてはかなり高額と考える和解金を支払うことを約したことを受け,和解の勧告を受諾することとしました。
とありますが(太字は引用者)、金額は4000万円であります。時事通信→Yahoo!ヘッドラインさんの記事から引用します(現在リンク切れ)。
「マウスくん」訴訟、和解成立 キャラクター著作権めぐりナルミヤが村上隆氏へ4千万支払い
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060424-00000146-jij-soci
子供服メーカー「ナルミヤ・インターナショナル」(東京都港区)のキャラクターをめぐり、現代美術家の村上隆さん(44)が著作権を侵害されたとして、同社を相手に損害賠償などを求めた訴訟は24日、同社が約4000万円の和解金を支払うことで、東京地裁で和解が成立した。
村上さんは2004年7月、自分がつくった「DOB(ドブ)君」が、ナルミヤのキャラクター「マウスくん」に似ているとして提訴した。
・「冷パ」:先週号に載った一連のネタの一部です。「冷パ」←「冷パア」←「冷酷無比のパラノイド・アンドロイド」←「お前たちのような冷酷無比のパラノイド・アンドロイドにあっていいはずがない。」の略。ある方のブログによせられたコメントの一文が基になっています。→今週の「さよなら絶望先生」飛び火関連ネタまとめ
http://nyontaka.net/archives/3679
・左端:せんとくんが凶悪な表情になっています。せめてこのくらい可愛ければいいのに……
・参考:アニメ「続・夏目友人帳」4話より←後日追記します。
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・5頁3コマ目 右から順に、さのすけの頭(上のコマでは藤吉さんの前にいたのに……)、麻生さんのキュビスム風肖像画、ちば環境再生基金のマスコットキャラ「ちば犬(けん)」でしょうか。真夜ちゃんが「ちば犬」を見ています。まさか……
参考:基金のマスコット ちば犬(けん)
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「ちば犬」ってなに?(ちば環境再生基金)
http://www.ckz.jp/saisei/unei/chibaken.htm
「ちば犬」の後ろの絵はなんでしょう。『バクマン。』ジャンプ2009年18号掲載分に登場する「間界野昂次さんの漫画『カラフジカル』」。J金未来杯のエントリー作品4作のうちの1作、というコンセプトなのですが……
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・5頁4コマ目 加湿器を現代アートと勘違いする奈美ちゃん……でも無理はないのです。マルセル=デュシャンの『泉』が作品として通用するくらいですから……
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はい、どこからどう見てもフランスの市販されている男子用小便器であります。これはしばらく前に「マルセル・デュシャンと20世紀美術展」の目玉として日本にやってきたので、大阪・中ノ島の国立国際美術館まで見に行って、目録まで買った覚えがあります。
で、奈美ちゃんがアートと間違えた加湿器ですが、同じようなコンセプトのものがあります。
超音波アロマ加湿器 アクアブリーズ Bamboo グリーン
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価格:16,800円 (税込・送料込)
・5頁6コマ目 後ろの本棚に「F氏全集」とあります。以前記事でお伝えしたように、藤子・F・不二雄先生の作品集『藤子・F・不二雄大全集』がこの7月24日から刊行開始となります。アマゾンさんにはまだ予約ページが出来ていないのですが……公式ページはこちら。
藤子・F・不二雄大全集
http://www.shogakukan.co.jp/fzenshu/
・6頁
・6頁1~6コマ目 可符香ちゃんが王ボールを説明してくれています。以前、180話でもこの話が出てきました。全身絵の可符香ちゃんの後ろ腕組みの姿勢が良くて萌えます。
・6頁7コマ目 なぜかここでシャネルのニットが出てきました。そう、あの皇帝ペンギン柄のやつです。
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「さよなら絶望放送」第64回【死語の恋】更新:前半
http://nyontaka.net/szbh/064_1を書いた時点では価格 269,800円 (税込 283,290 円) だったお店のページhttp://item.rakuten.co.jp/selecthouse/c-a448/を今見たら価格 189,800円 (税込 199,290 円) に下がってる!! 一気に8万円も値下げであります!!
・7頁
・7頁2コマ目 久しぶりの羅列ネタなのに、絶望先生は可符香ちゃんに取られてしまいました(笑)。
・元代表のキラーパス:まゆたんからくめたんのところに来たキラーパスのことではなく、文字通りの意味のようです。
サッカー用語集・キラーパス
http://www.kts-spl.net/soccer/killer-pass.html切れ味が鋭く正確なパスのこと。
ディフェンスの隙間を切り裂くように通るパスなのでこう呼ばれている。
はっきりとした定義ないのだが、直接ゴールへつながるパス、もしくは
決定的なパスをキラーパスと表す。
強くて速い、鋭いボールで、決定的な場面を生み出すパス。
受け手と出し手の意志の疎通ができていないとパスはつながらない。
高度な技術とパスセンスを求められ、誰にでもできるものではない。
これを操っていた元日本代表というのは、当時の中田英寿選手。
中田氏が世界選抜で得意のキラーパスを披露 - サッカー - SANSPO.COM
https://www.sanspo.com/soccer/news/080714/scg0807140501000-n1.htm
(リンク切れ)
と新聞の見出しにも使われるくらいでした。
ただ、中田さんのパスがチームの得点に結びつくことが多いとは言えなかったようです。
2006WCの日本代表の全シュートデータを挙げていらっしゃるページがあります。
3戦合計のシュートアシスト
http://blog.livedoor.jp/hadakano_ousama/archives/50279898.html
・致命的な誤植:有名なのは、「ジョジョの奇妙な冒険」1巻1話(35頁1コマ目)に出てくる「なっ!何をするだァーッ!ゆるさんッ!」でしょうか。これについては、 「@JOJO」さん で単行本の刷まで検証されています。
「何をするだァ――――ッ」! 『ジョジョ』の伝説的誤植、遂に修正される
http://atmarkjojo.org/archives/2003/2003-08-22-000071.html
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2003-08-13-surudaa2old
2002年4月17日に発行された第66刷から、元々のジャンプ掲載時のセリフ「何をするんだァ――――ッ」に修正されたとのこと。
・十六文キック;故・ジャイアント馬場さんの決め技。これは動画を見ていただくほうが良いでしょう。まず、次の動画の0分10秒あたりをどうぞ。1982年2月4日、馬場・ハンセン初対決時のものです。
ジャイアント馬場vsスタン・ハンセン
http://www.youtube.com/watch?v=b2D4ZMgnFgE
・ドイツ製高級車:ドイツ製高級車といえばベンツやBMW。絶望先生に歌詞が引用された浜田省吾の「money」の歌詞にも金満の象徴として登場しました。
メルセデス・ベンツ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84
日本における販売台数は、49,713台(2006年、日本自動車販売協会連合会)である。内訳は、1位:Eクラス 9,639台、2位:Sクラス 8,078台、3位:Cクラス 8,042台、4位:Bクラス 7,189台、5位:Aクラス 5,157台(2006年、日本自動車輸入組合)など。
「Eクラス」というのはセダン型で他よりも高いのですが、一番売れているんですね。
Carviewさんのサイトによると、「メーカー希望小売価格¥7,300,000 ~ ¥10,800,000」とのこと。
同様に、Sクラスは¥10,410,000 ~ ¥30,000,000、Cクラスは¥4,370,000 ~ ¥10,540,000、Aクラスは¥2,690,000 ~ ¥3,050,000(BクラスはCarviewさんのサイトに記載なし)。
・本屋大賞:2004年に設立された、本屋大賞実行委員会が運営する文学賞(本屋大賞 - Wikipedia)とのこと。「『全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本』をキャッチコピーとして掲げており、選考資格者が「新刊を扱う書店(オンライン書店を含む)の書店員のみ」という点が他の文学賞と大きく異なる特徴である。」とあるのですが、他の文学賞受賞作品と同様、必ずしも読者が読みたい本が含まれているとは限らないところが歯がゆい限りです。
今話のサブタイトルの元になった『夜は短し歩けよ乙女』も、 第4回(2007年)本屋大賞の2位になりました。
・5万のオペラ:5万も払って行ったオペラが不幸にして屑だった場合、なかなか「屑だった」と言う気力・勇気は湧かないものです。オペラではないのですが、カラヤンが1979年に来日した際の第九、1983年に来日したホロビッツのコンサート……いずれも高額のチケットだったにもかかわらずひどい出来だったのですが、「金返せ!」と大声で言った評論家は皆無だったように記憶しています。(前者は第二楽章でホルンがミスる、第四楽章の二重フーガの直前で弱音の合唱の入りを女声コーラス陣が間違えるなど。後者はS席5万円だったのにミスタッチの連発……)
・ぼんちゃん風の女優:「ぼんちゃん」というと、万城目学さんの小説『鴨川ホルモー』のキャラ楠木ふみ(裏の渾名が「凡ちゃん」)でしょうか。「大きめのカツラにメガネをかけ、“無愛想でイケてない”」と形容されています。映画化された際に彼女の役を演じたのが栗山千明さんです。
鴨川ホルモー (角川文庫)
『鴨川ホルモー』予告編
http://www.youtube.com/watch?v=MwNh0Um356k
bon1
bon2
・7頁全身絵・2・3コマ目 まといちゃんが話を展開させます。「格←核」というパターンは、以前「中格派」←「中核派」というネタでも登場しました。日本でも核武装を唱える人が一定数います。
・7頁6・7コマ目 千里ちゃんが「笑わないといけないような、空気」を作ろうとします。
- ・8頁
エレトリア学派 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AD%A6%E6%B4%BE
エレトリア学派(エレトリアがくは、英語:Eretrian School)は、元々はエリス学派(エリスがくは、英語:School of Elis)と言い、エリスのパイドン(パイドーン、Phaedo of Elis)が設立した哲学の学派。パイドンはソクラテスの弟子だった人物で
(中略)
エリス/エレトリア学派は、真理は否定命題で推論できず、肯定命題や単純命題によってのみできるとしたという。
「聞いたこともない難しい文言」シリーズ、その1は西洋古典哲学からでした。
可符香ちゃんにつられて笑わないといけない気にさせられて皆が笑い始める、ということらしいのですが……うーん……笑えないなあ。
・9頁
・9頁3コマ目 奈美ちゃんが笑うマネをしています(2・4頁1コマ目が伏線)。裏で可符香ちゃんが黒い!
・9頁5コマ目 まといちゃんがまた危ない言葉を……核偽装というと隣の国ですが、ここでは格偽装。……最近、まといちゃんのセリフに軍事的な内容が増えてきたように思います。中国の漢級潜水艦とか……
・9頁6コマ目 まといちゃんが指差している所を見ると、白抜きで「テポドン」と書いてあります。核武装→核偽装→テポドン、というあの国のネタ。
・9頁9コマ目 まといちゃんがアメリカンジョーク風の小噺を?
・10頁
・10頁1コマ目 西洋古典哲学からフランス実存主義へ飛びました。
サルトルの担ぐ神輿:
ジャン=ポール・サルトル - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AB
思想面(実存主義)はともかく、政治面では、左派の枠内ではあったもののソ連支持から毛沢東主義支持への転換など、時代によって支持する(≒神輿を担ぐ)対象が変遷しました。
・10頁5コマ目 今度はカエレちゃんが「フランクフルト学派」……
フランクフルト学派 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%88%E5%AD%A6%E6%B4%BE
フランクフルト学派(Frankfurter Schule)は、マルクス主義等を基に、批判理論による社会理論、哲学を研究しているグループの名称。(中略)1960年代、世界各地で大学紛争の渦が巻き起こった時代に、ニューレフトの運動の支柱となる理論を求めて、このグループに注目が集まった。
親の脛を齧って学生運動をしていた人たちの精神的な支柱となることもあった、ということでしょうか。
・10頁全身絵・6コマ目 カエレちゃん、いっぱいいっぱいの気がします……
ブリトニカ大百科←ブリタニカ百科事典
マリア・テレジアは:
マリア・テレジア - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%82%A2マリア・テレジア・フォン・エスターライヒ(Maria Theresia von Österreich, 1717年5月13日 - 1780年11月29日)は、神聖ローマ皇帝フランツ1世シュテファンの皇后、オーストリア大公(在位:1740年 - 1780年)、ハンガリー女王(在位:同じ)、ベーメン女王(在位:1743年 - 1780年)。オーストリア系ハプスブルク家最後の君主(以下略)
つまり、「親はエリートで血筋も上等なのに学生運動なんかやってるの? 親の金で遊び呆けて楽しい?」ということでしょうか。
・10頁7コマ目 奈美ちゃんは普通の人なので、難しい言葉を聞き違える傾向にあります。以前、「カウンターインテリジェンス」を「カウンタージェンス」と言っていました。「テレジア」と「セルジオ」……似ているかな? セルジオといえばセルジオ越後さんですが、実は次の芽留ちゃんのネタに出てくるチェリビダック(日本ではチェリビダッケ)の名前が「セルジオ」でした。(綴りはSergiu Celibidache)
・10頁8コマ目 チェリビダックは、日本だとチェリビダッケとして知られている指揮者です。厳格で長期間にわたる練習や、オーケストラの隅々まで支配し尽くさないと気がすまない性格、極度の録音嫌いという特殊な性格の方でした。
George Enescu - “Romanian Rhapsody” - Sergiu Celibidache
http://www.youtube.com/watch?v=M5yc3yRjEe4
Sergiu Celibidache Documentary
http://www.youtube.com/watch?v=gxKYOGDi55I
Celibidache Prokofiev Classical Symphony rehearsal
http://www.youtube.com/watch?v=KRsdH68ycOE
・11頁
・11頁1コマ目 生徒たちがそれぞれ難しげな本を手にしています。
・奈美ちゃん:広事苑←「広辞苑」
広辞苑 第六版 (普通版)
・真夜ちゃん:ドストエフスキーの「罪と罰」
罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)
・大草さん:「さしすせソイ」:「さよなら絶望放送」での新谷良子さまの名言。
・丸井ちゃん:ルネッサンス:カルロス・ゴーンさんの著書『ルネッサンス ― 再生への挑戦』。
ルネッサンス ― 再生への挑戦
・大浦さん:「生」:「さよなら絶望先生」だといいですね。
・藤吉さん:「薔薇属」←「薔薇族」:男性愛の正統的な雑誌でした。藤吉さんなら「夢少年」でもいいと思うのですが、やはり難しい方面に進んだようです。
『薔薇族』の人びと その素顔と舞台裏
・まといちゃん:千里ちゃんの金城湯池である法律方面へ進出している! 「六法全書」とありますが、もちろんもっとたくさんの法律が載っています。
六法全書 平成21年版
・
・11頁2コマ目 ピタゴラス教団:
ピュタゴラス教団 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%82%B9%E6%95%99%E5%9B%A3
ピュタゴラス教団は古代ギリシアにおいて哲学者ピュタゴラスによって創設されたとされる一種の宗教結社。南イタリアのロクリスに本拠を置き、数学・音楽・哲学の研究を重んじた。前5世紀ごろに盛んであった。ピュタゴラス学派ともいう。
また西洋古典哲学に戻ってきました。
・11頁3コマ目 素数ゼミは、素数について学ぶゼミナールではなくて、セミの仲間です。久米田先生の本棚に、素数ゼミについての本がありました。
→久米田先生の本棚拝見:上段
http://nyontaka.exblog.jp/6323040/
上から2番目を参照。
・11頁4~7コマ目 駄洒落になっちゃってる…… 後日追記します。
・12頁
・12頁1コマ目 これは泣けというほうが無理です。
残りは後日追加します。
・12頁欄外 「『絶望先生』の高尚なネタ(笑うトコロ)はどこまで伝わっているでしょう……?」
・巻末コメント:「なんで描けない出来事ばかり起こるかな。」
◎他の漫画雑誌など◎
森見さんのブログのここを参照。
http://d.hatena.ne.jp/Tomio/20090611
◎今週の隠れキャラ◎
○麻生さん:5頁3・5コマ目
○天下りさん:お休み
○カエレちゃん:8頁10コマ目←パンチラ。他に8頁6・12コマ目、9頁2コマ目、10頁5コマ目・全身絵、11頁1コマ目
○黒い涙:5頁2コマ目
○皇帝ペンギン:5頁2コマ目、6頁7コマ目
○コウノトリ:4頁全身絵の背景
○櫻井さん:11頁1コマ目
○棒犬:5頁5コマ目
○まといちゃん:7頁全身絵・2~4コマ目、9頁6~9コマ目、10頁1コマ目、11頁4コマ目
○地丹君:お休み
○あびるちゃんの包帯:お休み
○AAA:10頁11コマ目
○闇の目:お休み
○シャフト:お休み
○元総理犬:お休み
○きよ彦:5頁6コマ目
○神シール:11頁7コマ目
○娘々:11頁1コマ目
○面白シール:11頁2コマ目
○糸色チル:お休み
○「漫画界が平和でありますように」:お休み?
○さのすけ:5頁2コマ目、「さのすこ」:お休み
○石破さん:11頁1コマ目
○「○」:5頁2コマ目
○文化庁:5頁2コマ目
○双葉製版:お休み
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